先日開催されましたIBM Notes / Domino Day 2018 Autumn Tokyoの様子を報告させて頂きます。
冒頭の基調講演では、IBM Notes / Domino V10 新機能とデモンストレーションとして、IBM Domino Mobile Apps のデモが紹介され、一層皆様の目を惹くことになったのではと思われます。
なお本ベータバージョンについては、近日リリース予定になりますので、ご期待ください。
その他では以下の説明がありました。
・開発環境の拡張 - Javascript と Node.js
・クラウド化 – IBM Domino Applications on Cloud
その後、私(萩原)を含めたノーツコンソーシアムのユーザー企業3社を含んだパネルディスカッションが開催されました。
テーマとしては、
・社内の業務アプリケーション開発者の視点で、Notes / Domino V10 で期待・注目している機能は?
・新技術への対応や採用について(node.jsなどについて)、ぶっちゃけ使えそうですか?
・Notes / Domino の運用の管理の視点で、Notes / Domino V10 で期待・注目している機能は?
についてのディスカッションを行いました。
開発者視点では、Domino Query Language によるデータの取り扱いの変化が期待されております。
新技術については、アプリケーションサイズが256GBになることでのメリットが大きいようです。
また Lotus Script が Notes HTTPRequest をサポートすることでの恩恵についても述べられていました。
運用・管理の視点では、先のアプリケーションサイズが大きくなることによる破損やサーバー停止が懸念されるのですが、これらを補完すべく搭載されたアプリケーションの自動メンテナンスや、Cluster Replication に大きな期待が持たれておりました。
後半までの長い休憩時間の間に、用意された20台のiPadを使って、皆様でIBM Domino Mobile Apps を実際に触れてみることができました。
Notesアプリケーションの開発技術だけで、iPad上でサクサク動くアプリに皆様感動されたことと思います。
後半では、2トラックに別れ、片方ではIBM様によるNotes V10新機能及び Domino V10 新機能の説明が行われました。
もう片方では、ノーツコンソーシアムの研究会のひとつである「ザ・ノーツ研究会」にて実施された V10 ベータ評価報告会が行われ、厳しい内容も含む、生の意見が発表されました。
その後、「開発者が語る 最新Dominoアプリケーション事例」として、IBMチャンピオン4名による事例やデモが発表されました。いずれも興味深い内容となっており、さらにV10への期待が大きくなったに違いありません。
さて今回10月10日にリリースされましたのは、英語版の IBM Notes / Domino V10 になります。
先のIBM Domino Mobile Apps や日本語を含む言語サポートについては、 V10.0.1 として12月にリリース予定となっております。
近日ベータ版がリリースされるようですので、ぜひ申し込みください。